マイタウン寒川紙面より

2012年5月21日 (月)

「わたしらしく ありたい」  ピアニスト 羽賀ゆかりさん

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 今年3月、東ヨーロッパのウクライナで現地のルガンスク・フィルハーモニーオーケストラの演奏会でピアニストとして共演をした。
「海外の演奏会は怖いですね。音楽が好きであればあるほど、評価が厳しい。だから命がけで弾きました。わたしがどれだけ音楽に打ち込んでいるかを心をこめて表現すれば、必ず聴いている方に伝わるんですね。最後はたくさんの拍手とアンコールをいただき、わたしの人生の宝物になるようないい演奏会でした」。
 大きな重圧を感じながらも、ピアノと2人3脚の人生にあえて、ハードルを置く。
「演奏家というのは、スポーツ選手と違って記録とか勝ち負けがつく世界ではないので、自分で自分を鍛えるしかないんです。プレッシャーに打ち勝ってこそ強くなれるし、成長できる」。

 5月26日には、東京・銀座の王子ホールで3年ぶり2回目のリサイタルを開く。このホールは羽賀さんが自宅で使っているピアノと同じメーカー、同じ年式の「スタインウェイ」が備えてあり、音響も素晴らしく気に入っているという。
「演奏は弾く人のキャラクター、人間性がでます。わたしは今の自分をよりわたしらしく表現したい。飾り立てたり、あれこれ詰め込んだりしないで、すっきりとシンプルなリサイタルにするつもりです。わたしの個性を聴いていただきたいですね」。

 クラシックのコンサートというと敷居が高く思われがちだが、初心者はどのように楽しんだらいいのか尋ねてみた。
「聴き方は自由ですが、演奏のメリハリ、強いところと弱いところを聴き分けてみてください。とくに弱音。上手なピアニストは弱音がきれいです。ピアノの鍵盤はただ弱く押しても音がでません。指の先に神経を使って、弱いけれど芯のある、響きのある音を出すのがとても難しいんです。それから〝間〟のとりかた。これは楽譜には書かれていない演奏者のセンスですから、個性がでます」。

 来年の秋には、ウィーンのベーゼンドルファーザール(モーツァルトが住んでいた場所に建てられた記念館の中にあるホール)でのリサイタルも決まっている。またしても少し高いハードルを自分の前に置いた形だ。
「自分で意識しているわけではないのですが、頑張ってやり遂げると、また次につながるんです。ひとつステップを昇るとまた次のステップが現れる。せっかく目の前にあるなら、昇っちゃおうかなと思って(笑)」

 趣味で始めた茶道は7年になる。お茶とピアノ。静と動で対照的だが共通点もたくさんある。
「茶道の立ち振る舞い、礼儀作法はピアノの舞台に通じるものがあります。指先の美しさに神経を行き届かせるという点でも同じ。それから感謝の気持ちをもって道具を大切にていねいに扱うこと」。
すべてが自分をより高め、磨くための勉強だという。
 強くなるために鉄の鎧をまとうわけではない。芯となる部分を鍛えて、よりしなやかに躍動する。

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2011年9月20日 (火)

BMX世界選手権【12歳ガールス】で優勝!!             小谷小学校6年 畠山 紗英(はたけやま さえ)さん

 今年7月27日デンマークのコペンハーゲンで開かれたBMX世界選手権で小谷小学校6年の畠山紗英さんが12歳ガールズの部でみごと優勝しました。
 BMX(バイシクルモトクロス)はアメリカで発祥した自転車競技です。レースは小高い丘の上からスタートしカーブや大小のジャンプセクションが設定された全長300~400mのコースを小型の自転車で走って着順を競います。
 お父さん、畠山裕行さんが家族を誘って始めたBMX。2人のお兄さんもやっていたことから紗英さんも物心つく前から自転車に乗っていたといいます。「補助輪がとれたのは2歳、4歳で初めてレースに出場しました」。毎日学校から帰ると自宅近くの車の通らない道でダッシュの練習。週末は、お父さんに修善寺や秩父のBMXのコースがある練習施設に連れて行ってもらいます。

Photo_2  BMXの魅力について紗英さんに聞いてみました。「レースの面白さです。ジャンプで前に出て、先頭を走る気持ちよさ。優勝したときのうれしさです。まわりの人たちに応援されているから頑張れます」とのこと。
 レースは8人で行われるため、ほかの選手との駆け引きも勝負のカギを握ります。「進路を妨害してくるような作戦にでる外国人の選手もいます。でも邪魔をされるほど、抜かしたくなる。」と気持ちの強さものぞかせます。
 紗英さんの勝負強さについてお父さんはどのように見ているのでしょう。
「思い切りのよさだと思います。この年齢の女の子は、あまりジャンプをしないのですが、紗英は怖がらずに大きくジャンプし先頭に立ちます。兄たちと一緒にやってきた影響かもしれません。
 日本ではまだBMXの競技人口が少ないので、強い選手と戦うためには外国にでることになります。多くの人にBMXの楽しさを知ってもらい競技人口を増やすためには、もっと練習場が必要。この地域にもほしいですね。もしBMXをやりたいという人がいたら、私たちと一緒にやりましょう。」とBMX競技の普及への思いも語ってくれました。

 BMXは2008年の北京からオリンピックの正式種目になりました。ただし出場できるのは19歳以上。12歳の紗英さんは、当面は年に1回の世界選手権で実績を積み重ねていくことになります。
 「自転車はずっと続けていきたい。目標は、オリンピックに出て金メダルを取ることです。ライバルは外国の選手。高校生くらいになったらアメリカを舞台に競技に参加し、活躍できる選手を目指していきたい」と世界を見据え、闘志を燃やしています。

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2011年2月21日 (月)

ようこそ寒川へ

Photo_4  冬休みで一時帰国している八坂さん宅に、広州での教え子の大学生鄧 煒瑜(とう いゆ)さんが2週間ほどホームステイしました。
東京タワー、NHK放送センター、みなとみらい、箱根など数多くの観光地を訪ねたという鄧さんに印象に残った場所を聞いてみました。「群馬県のスキー場に行って、初めて雪をみました。とても感動しました。初めてスキーもしました。」とのこと。寒川では紙芝居、着物、料理など短い期間に多くのこと体験することができたようです。「日本は町がとてもきれい(道端にゴミを捨てない)。マナーがとても良いです。日本人は真面目だし、親切で優しい」と上手な日本語で話してくれました。
 将来は日本語を生かせる仕事に就きたいという鄧さん。今まで以上に日本や日本文化に親近感をもった様子でした。

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